2006年 01月 05日

スノースクートでマニュアル #1

マニュアルでスノースクート」で書き損ねたので、今回こそスノースクートのマニュアルに付いてつらつらと書き綴るの巻。ノーズマニュアルについても、チョロっと。

難易度はボードのテール形状で変わるのか?

答えはYESでもNOでもない。難易度は他の要素で大きく変わるから。

スノースクートにはいくつかのボード形状がある。僕が把握しているだけで11タイプ。マニュアルなのでRボードだけね。昔から新しい形状のボードがリリースされる度に「マニュアル難易度」について議論があった(ような気がする)。僕も考えが浅かった頃、難易度は形状で変わると思っていた。具体的にいうと、テールが角があり四角だと簡単で、角がなく曲線または直線が少ない形状だと難しい。確かに昔の硬く、チープな特性のボード(クラシックボード)では、それがあった。ボード面はホトンド接地せず、テールのエッジ部(線)で滑っていたからだ。

しかし、今のボード(モダンボード)であればしっかりと撓り、エッジではなく面で接地する。なのでテール形状はホトンド関係がない。それを見てもらうのにマニュアル画像を探したのですがイマイチ。一応「ボックスでマニュアル」をエントリしてみたのですが、それより判り易いのが、あんそにのトコロにあったので拝借してきた。

SNOWSCOOT UNDERGROUND / スノースクート アンダーグランド : SNOWSCOOT HOLIDAZE 2004 (StreerStyle)

加藤君でマニュアルtoノーズタップでBoxをこなす。

面で接地してますね。ボックスの真横からなので見易いです。ホントはノーズタップではなくバックサイドに合わせてノーズダイブでした。

形状以外の要素とは

こんな感じであげられます。

  • ボードフレックス
  • ボードトーション
  • ボードアタッチメントの高さ
  • ボードアタッチメントの固定度
  • ボードの幅とサイドカーブ

フレックスが硬く撓り難いボードだと体重が軽いライダーにはマニュり難いです。この場合、マニュったとしてもボードは撓らないので、前述したクラシックボード状態となりテール形状が影響する場合もあります。

トーションについては強いと左右に傾いた時に反発力で横方向へ滑り抜けやすくなります。逆に弱くても左右のバランスが修正しようとしても支えられません。強いよりは弱い方がカバー出来るけど。その辺を最適化したのがOST-06Bです。

ボードアタッチメントの高さとはフレームとボードとの距離でもあります。マニュるとボードはフレームのテール部分に当たりますが、低いと直ぐに当たりボードの撓りがロックされます。また、部分的な撓りになります。フレックスが軟らかい不安定なボードには良いと思います。高いとフレームに当たるまで距離があるので、ボード全体で撓りやすくなり、それを活かしたアクションも行い易くなります。また、より低いマニュアルも可能となります(詳細省略)。

ボードアタッチメントが柔らかく固定度が低いと、前述のように高さがあってもボードの撓りだしがボードアタッチメントが潰れてから始まるので、低い状態と同じになってしまいます。また、ボードのトーション特性が最適でも力が伝わり難くコントロール性が下がります。用は力を伝え受けられないとダメって事。

マニュってる際の接地している面のサイドカーブ部は後広がりとなっていますし、モダンボードはでは幅が広く、硬いバーンで安定感に繋がりより細かいコントロールが出来ると思いますが、大きな抵抗ともなります。

スノースクートとチャリの違い(板と輪の比較)

マニュアルとは接地面(点or線)を支点にしてスノースクートと体で弥次郎兵衛の様にバランスを取ります。斜度により変化はしますが平地であればチャリでは支点が決まっています。後輪軸の真下であり、チャリと体がどのような状態になろうとも、荷重抜重しようとも変わりません。その点でバランスは取り易いのです。しかし、スノースクートでは様々な要因でボードの撓り具合は変化します。例を挙げると体重が軽いライダーや抜重した場合支点は後方になり、重いライダーや荷重した場合前方になります。軽いライダーがマニュり難いのは支点が後方になる事で屋治郎兵衛の前側の錘(スノースクート)が重く後側の錘(体)が軽くなってしまう為です。

と、綴ってみましたが

長文になってしまいつつ、綴りきれていないし、ノーズマニュアルの事忘れてたので「スノースクートでマニュアル #2」に続く。

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