2006年 04月 05日

ボードが動くのは?

スノースクートのボードはボードアタッチメントによりフレームに取り付けられていますが、完全に固定されている訳ではありません。ご存知ですか?

ボードに付いたボルトを、フレームの穴を通してナットで引っ張り上げ、離れないように留まっているだけ。だから、一旦、取り付けてしまえば、フレームとボードの距離はそれ以上離れません。そして、押されれば、その間に挟んであるボードアタッチメントのブッシュやパッドの反発力が、その力と均等になるまで縮むという、上方向への遊びがあります。

また、フレーム穴径はボルト径より大きく、その分遊びがあり動けます。ブッシュやパッドを挟み、圧力を掛け押し潰しているので、摩擦によりガタツキは抑えられています。ネジ類が緩んだり、ブッシュやパッドがへたるとそれが出るのはこの為です。

ボード全体が撓り・動けるのは、フレーム穴の中とボルトに動ける遊びがあるこの構造によります。

参考:ボードの撓りって見た事ある? #1

では、ボードが撓り・動く為には遊びが必要なのかを体感してみましょう。

まず、何でも良いので紙を用意します。トイレットペーパーでも給料明細書でも良いです。その両端を持って、湾曲させてみましょう。

はい、両手が近付きましたね?逆に近付かないで湾曲させる事は不可能なハズです。この持っている手がボルトに当たります。

つまり、ボルトがフレーム穴の中で動き、近付く事でボード全体が撓り・動ける訳なのです。

これは前後の遊びについてですが、更に動きやすくなる為には上方向への遊びも絡んできます。でも、長文になるので省略です。

これらは普通のスノースクートの構造です。これにはメリットもデメリットもあります。今度、それも説明しますよ。

Posted at 19:04 in /snowscoot /what | Permalink | WriteBacks (0) Edit



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スノースクートライダーなカトウヤスヒロ

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