2006年 02月 26日

全てのライダーに同じパフォーマンスを

僕はジャンル毎の高性能モデルを求めるのではなく、全てのライダーが同じパフォーマンスパホーマンスを発揮できる、ライダー毎のいくつかのモデルを提供したい。と考えています。現在の目標の1つです。そして、それはSUNN SNOWSCOOTと言うブランドにて、実現させてもらおうとしています。

この目標に対して、スノースクートボードのシェイプについては1つで良いと判断してきました。現時点では、様々な特性を調整する事で対応出来ると思っていましたが、出来ない事がある事を今シーズンのJCGMの結果により考えさせられました。

技術的な差は良いさ。上手くなりたきゃ練習しなさいな。と思うが、体格的・性別的な差は埋められませんわな。その差で苦労している人が沢山いる。幸いにも僕は苦労してない。だから、中々気が付けないところでもあったし、気が付きにくい。もし、そんな意味で不満がある人は教えてください。何とか考えたいと思います。

SUNN SNOWSCOOTのボード、OST-06CとOST-06Fは、体格的に小さく軽量ライダーでも普通の体格のライダーを同じパフォーマンスが発揮出来る様に考え同じシェイプで特性を調整しました。同じ様な操作で同じ様に撓る(コントロール出来る)。確かにその様なモノに仕上がり、対象ライダーには好評でしたが気が付かなかった事がありました。同じ条件下で滑ると遅いのです。重量ライダーに及ばないのです。条件(アイスバーンやザクザク等)によって差の大小は大きく違います。

ボードの雪面抵抗は両者共(ほぼ)同じですが、運動エネルギー加速度に差がある為に軽量ライダーは抵抗の割合が大きくなってしまいます。また、同じ動作をしても重心の位置に差が現れます。この事は特性を調整するのでは解決しません。その為に雪面抵抗の少なく重心移動の少なくてもスノースクートが動く、ボードシェイプにする必要があると考えました。

今回はレースでしたが、フリーライドでも確実に起こりえる事です。レースは皆同じ条件で明確に現れましたが、フリーライド中には中々気が付けない事でした。

決して差があることがダメだとは思いませんし、完全に埋める事も実際には不可能だとは思います。ただ、それに近づく事で多くの人が更に楽しめる事ができ、更なる可能性も見えてくるんじゃないかと。

その様なモノは、まだいつリリース出来るか判りませんし、まだ他にも手段があるかもしれません。兎に角、こんな事も考えつつ今後も試行錯誤していきたいと思います。

[ Tags : ]

Posted at 00:30 in /snowscoot /sunn | Permalink | WriteBacks (5) Edit



もうすぐリリースされるであろうEVERSUMMER3のトレーラー

スノースクートライダーなカトウヤスヒロ

Twitterの中

緑を生み出す言葉の樹 エコトノハ